先日、息子と通っている「広島市こども療育センター 山彦園」の
保護者研修会として、人工内耳の研修会へ参加してきました。
講師は広島市民病院の井口郁雄先生で、内容は
「最新の聴覚医学 ~人工内耳、療育とつながる医療、
現在分かっている難聴の諸要因 等~」でした。
初めて参加される保護者の方が多かったので、
音の聞こえる仕組みや、補聴器と人工内耳の違いなど初歩的な事のよう。
ただ、自分はこれまで音が聞こえる仕組みなど意識したことが無かったので、
難しいと感じたが、とても勉強になったと思います。
講義の中で、人工内耳を付けた子供の成長するビデオを見て、
音が聞こえるようになってからの成長振りをみると、
とても素晴らしく、思わず笑みがこぼれました。
幸いにも、現在のところ息子は補聴器をつけると会話が聞こえるレベルなので、
すぐ人工内耳が必要というわけでは無いですが、
万が一の時の為にしっかり勉強しておこうと思います。
あと、話の中で胸の痛い話がありました。
人工内耳をつけた子供が、機械耳と言われ、いじめられるという事があったらしい。
人工内耳をつける子がどんなにがんばっているか分からないのだろうか。
音が聞こえない世界から、人工内耳の手術をして、
音を聞こう、言葉を獲得しようと一生懸命がんばっている事を思うと、
絶対に出てこない言葉だと思います。
ただ、そういう私も自分の息子が難聴でなかったら、
人工内耳など全く知りもしなかっただろうとも思います。
だからこそ、多くの人に障害の事を知ってもらいたい。
そんな思いで、今日は建築とは関係ないが綴ってみました。
記述:津江
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